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箸の歴史

箸と日本人

2021.03.12

〜箸と人はいつどのようにして出会ったのか〜
人が箸を使うようになったのはいつからなのか。
箸の起源は諸説あり、これといった定説は無いようです。よくよく考えてみると、箸のようなシンプルな道具はいずれも、その始まりを明確に導き出す事は困難でしょう。匙しかり、碗しかり。それでもあえて箸の歴史を紐解けば、人が火を使い始め、食生活が発展し、熱いものを食すようになり、手で食べることが困難になったことで、木の枝を使って食事をするようになったのでは、という説があります。


日本では『魏志倭人伝』に日本人が手食であった旨の記述があることから、弥生時代まではまだ箸は使われていなかったと推察されています。
古墳時代に入ると、その当時の遺跡からは木を曲げて作ったピンセットのような形状をした、「折箸」なるものが発見されています。
 ただし、この折箸は、食事用と言うよりかは取り箸、祭祀用に使われていた箸なのではないかと言われています。
ちなみに歴史上、日本古来の箸といわれているのは、奈良の正倉院に現存している箸で、七世紀頃のものとされており、その形は先の折箸です。