元旦に起きた大地震の中、生き残った輪島塗のお箸が到着いたしました。

一つ一つ丁寧に検品をしていただき、
大切に大切に私たちのところへ届けていただいた商品です。

欲しい時に注文すれば手に入る、
在庫がなくなればまた作ってもらえる、
それが当たり前だった日常が一変してしまっています。

日本の誇る漆器の技術、
箸という狭いキャンバスの中に
その技を集約して手書きで描かれた蒔絵のお箸は
とても稀少で価値の高い物だということを
再認識せずにはいられません。
分業体制によって、
たくさんの職人さんや関係者が携わって
作り上げてくださった商品を
私たちがリレーのアンカーとして
お客様に商品をお渡しする・・・。
そんな大切な役割を担わせていただくことに
改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

この先、製作が持続可能となり、
その素晴らしい伝統と技術が
次の世代に受け継げるように
現地の方々は本当に大変な中で再興に向けて動いていらっしゃいます。
今までファンだった方はもちろん、
そうでなかった方々にもこれからまた
輪島塗のすばらしさをお箸を通じて
お伝えできるように大切に販売させていただきます。
次回の入荷は未定ですが、
お箸に限らず商品をご紹介したり、
できる事があれば再興につながる事を
微力ながら継続していきたいと
銀座夏野では考えております。